初civ6マルチ報告 その2

 

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簡易地図

 

やばいやばい!どうしようまずい!前回ドイツとエジプトのスキタイ方面に対する露骨な拡張を感じ悶々とした末に日本に挟撃の打診を送ったのだが良い返答はもらえなかった。その後、一晩考えたのだが………。

 

 

よし、ソウルを落とそう。

 

 

もう考えるのはやめ、スキタイ右下の都市国家ソウルを襲撃し宗主ドイツが宣戦してきたら騎兵を使った二正面作戦で叩き潰すことに決定する。幸いドイツまでの道は平原が広がっており騎兵ユニットに有利だ。今まで作っておいたユニットを西方面軍として国境沿いに張り付け、新たに作ったユニット群を東方軍としてソウル攻めに向かわせる。

正直なところソウル攻めを決断するにはかなり判断が遅い。都市国家のテクノロジーが進み騎乗兵だけで都市を攻めるのは難しい上に宣戦解禁の50ターンは超えてしまっている。これが致命的にならないと良いが。

 

ここで最後に日本にチャット、日本のこみやまは外交好きなこと(いい意味でも悪い意味でも)に加えて以前から知っているので 連絡を取りやすい。近場に領土がないためテクノロジーが進まなければ脅威にならないのも情報を共有するメリットは大きい。ドイツ・エジプト・日本で同盟が組まれてた場合でも一番遠いので寝返らせて同盟を組める可能性もある。

まずスキタイの状態について以前のドイツから都市国家を取られて圧迫されてることに加えエジプトが反対側に都市を開拓したことも報告する。ここでカマかけで日本の仮想敵国はドイツかどうか聞いてみる。

 

 

こみやま「いやアラビア」

こみやま「ドイツとは仲いいよ」

こみやま「もしかしてみんな今回も国境の拡張を外交で相談してないのか」

 

 

ここで思わぬことに気づく。あれ?そういえば前回のドイツとエジプトは根回しや外交をしっかりしてなかった印象がある。その後も日本に向けて明らかに戦意を隠さないアラビアの情報とエジプトがゲームに慣れてないとの情報も入手。

うーん、もしかして挟撃は俺の勘違いなのだろうかとの疑念がよぎる。もしかして日本は特に今回暗躍してないのだろうか?前回のレポの印象が強烈なせいでめちゃくちゃ対スキタイの連合の発起人と密かに疑ってかかっていたが、もしかしたら今度からもっと素直に友好的に接してあげたほうが良いのかもしれない。その考えから日本に永久同盟の提案をする、「スキタイがドイツに攻められた場合のみ参戦して欲しい」という内容の要請で見返りはその後の隷属。正直今回スキタイは勝利を目指してるわけではない。序盤にリタイアさせられるよりは主従関係を結んで1つの文明を勝利に導いても良いのだ。

 

 

こみやま「ドイツとはめっちゃ仲いいしそれ乗るにはちょっと遅すぎたかな~」

こみやま「取り敢えず何かあっても傍観するよ」

 

 

 良い答えは得られなかった。うーむ、ひとまずは何かが起こっても1人でやるしか無い。まあ取り敢えずソウル攻めだ。あそこを攻めれば流石にドイツもコンタクトを取ってくるだろう。

 

 

エジプトの国境沿いに5ユニットを展開させソウルに8ユニットを送り込み開戦。騎乗兵を生産させ続ければ軽騎兵の城壁に対する不利があっても時間をかければ数の暴力で失陥させられるのはシングルプレイで実証済みである。

 

 

ソウルの城壁にぶつかり稽古をするスキタイの騎兵の姿を夢想し攻撃開始。

ここでドイツから「ソウル落とす感じですか?」とチャット。ソウルを囲んでスキタイの騎兵がぶつかり稽古の待機列をつくり、地平線の彼方まで取り囲んでるのはドイツにも見えてるはずだ。これは「お前うちの子分(というよりドイツ本国に)手を出すつもりか?」と解釈した方がいいだろう。

 

 

俺「迷ってたんですがエジプトが国境沿いに拡張してきたのでソウルは我が国の安全保障上の懸念から滅ぼさなければならないんです」

ドイツ「まあ首都近いし仕方ないですよね」

ドイツ「こちらツンドラで人口が伸びずそちら方面に都市を出したいんですが問題ないですか?」

 

 

これはスキタイがソウルに手を出すのは許すから拡張させろということだろう。ドイツの指定してきた土地は第二都市から場所は近いが常識的な近さだし間に川とジャングルがあり攻撃される懸念から侵攻された際にアクセスしづらいということとソウルから騎兵を出しまくることも可能なので即OKを出す。

 

 

俺「近すぎなければ大丈夫ですよ」

俺「誓ってドイツに対して領土的野心はないので」

ドイツ「ありがとうございます!その言葉を信用します!」

 

 

あれ?想像してたより話がわかる感じだ。エジプトに入れ知恵してないかを遠回しに聞いたがそんな素振りも感じられずに的が外れる。前作マルチで最初に宣戦布告していた人なだけに「オレ プレイヤー マルカジリ」みたいな感じの狂犬プレイヤーなのかとも思ったが違ったようだ。

 

 

ソウルの所有にドイツの承認が得られたため時間をかけて陥落させる。次はエジプトに対する態度を決めなければならない。が、ソウルを攻撃する前後でアラビアからチャット。

 

 

アラビア「エジプトの土地美味そうじゃないすか?」

 

 

どうやら今回の狂犬プレイヤーは日本からの情報も統合するとドイツではなくアラビアのようだ。ドイツ・エジプト連合の影に怯えていた先程までなら渡りに船だったが何となくドイツとのチャットでエジプトは単純に初心者ゆえの謎ムーブをしているという確信がありドイツからはエジプトを保護したいという雰囲気が伝わってきたのでエジプト攻目の機運はもはや下がってきているが。若干アラビアに対する警戒を高めつつも今後エジプトの対応次第ではどう動くかもわからないので、エジプトがおかしなところに都市を建てて挑発しているのということを伝えてエジプト侵攻に前向きな感じに返答してみる。

 

次はエジプトだ。ソウルをスキタイ自慢のぶつかり稽古騎兵で陥落させ先程のアラビアが好戦的だという情報をダシにし軍事をちらつかせて交渉に挑む。

 

 

 

俺「アラビアとどんな感じですか?」

俺「多分どこかがエジプト攻めてきたら挟撃するつもりですよ」

俺「攻める気がないか頻繁に聞いてくるんですよね」

俺「僕はもうソウルを制圧したのでアビドス(スキタイ国境付近に作られたエジプト都市)と挟撃される心配もないのでエジプトを攻撃する気はないんですけど」

エジプト「初心者なので何が引き金になるのかわからないもんですいません……」

 

 

 

ここで筆者ことスキタイは「どこか」なんてとぼけたことを言っているがエジプトをアラビアと挟んでるのはスキタイだ。ここである程度侵攻する可能性を見せて危機感を煽りアラビアにも狙われてるのを教えて(エジプトの立場なら挟撃されたらひとたまりもない上に反対側のアラビアを意識させることでエジプトの全軍を相手しなくて済む)恩を売りつつアビドスの位置を非難。それにしても……ふむ。やっぱりこの感じだとアビドスの件は初心者特有の謎ムーブだったのか………。心配して損した。というより1人で「挟撃されるかも!」などとはしゃいでて恥ずかしいことこの上ない。戦争になったときのために大量に作った騎乗兵どうしよう。エジプト攻めたら高確率でドイツと日本を敵に回す気がするし、思惑がないのなら攻撃する必要もない。………と、ここで妙案を思いつく。スキタイとエジプトの国境の斜め上の方にカーブルという都市国家があるのだ。何かあげるからそこを侵攻させてもらえないかを交渉する。「何か」といってもスキタイの特産品は軍事力だ。今作はユニットをプレゼントすることは出来ないようなのでここで最初のエジプト保護の方針も含めて軍事同盟を提案するとあっさり承諾。脅しが効いたのと立地が悪いため危険を感じてたのも幸いしたようだ。もしかしたらスキタイから故意に多めの情報を流してた日本からスキタイに関する情報を効いたのかもしれない。ありがとう日本。取り敢えずこれで当初のエジプトを保護しつつ近隣の都市国家の併合という本来の目的も果たせた。

 

 

会談が終わり、すぐさまエジプトと友好宣言。これで周りの文明が領土欲しさにエジプトに手をだすことはないはずだ。よくよく軍事スコアを見てみればスキタイはトップの上に他の文明に対し3倍近く差をつけていた。(実際はメインの騎兵ユニットが騎士にアップグレード出来ないため後半まであたふたしてたのだが)

まあ取り敢えず安全保障上の憂いも晴れてなくなり苦手な内政に精を出すことに。そもそも内政が苦手なので都市国家を併合し国家の出力をブーストする方針を取っているのだ。軍事ユニットが多すぎて成長が微妙なため膨大な維持費を賄うため都市を拡張し全ての都市に経済特区を建設することに決定。

 

 

そして外交、戦争、内政に励みひと仕事を終えこの日のマルチは終了というところで日本の懸念通りにアラビアが日本に宣戦布告。次回に続く。

 

 

 

 おまけ

 

 

こみやま「汁無しくんと会った?」

俺「会ったけど場所わかんない」

ほしみさん「汁無しくんどこにいるんだろう」

汁「みんな俺を探してくれ~」

 

 

謎の文明中国を探せ