初civ6マルチ報告 その1

今回、長い付き合いのあるフォロワーのこみやまから大規模civマルチのお誘いを受ける機会に恵まれたので報告も兼ねて記事を書いてみようと思う。

筆者はciv6をこのマルチの2日前に買った初心者である。前前作であるciv4は結構触っていたが(シナリオの1000ADのみ)4から毛色の変わったciv5は買ったものの全く触ったことがない始末。しかもマルチはciv4含めて全く触っていない。

…………………不安だ。

 

では取り敢えず参加者。

 

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参加者 (俺の印象)

こみやま:日本 (強敵その1)

ねたろう氏:アラビア (強敵その2)

カニミーン氏:エジプト (初心者その1)

いいね(俺):スキタイ (初心者その2)

汁:中国 (初心者その3)

ほしみ氏:ドイツ (強敵その3)

 

前回の大規模マルチのメンバーに筆者と汁を加えマップはパンゲア

ルールは50ターンまで宣戦無し、都市国家は侵略して拡張しても良いことに。

今回は初めての本格的なcivマルチと本作には全然触ってない(+知らない人ばかりの)ためにかなり緊張していたのだが………。

 

 

こみやま「こっち(筆者のこと)は4の天帝プレイヤーだからな!皆気をつけろよ」

 

おいおいおいおい何言ってんの????

警戒されるようなヤバい情報を流すこみやま

これはまずい。まだゲーム開始前だがもう勝負は始まってるようだ…。

こみやまがこのような情報を流した意図はおそらく、前回プレイにおいてこみやまが言葉巧みに他プレイヤーを操り、戦争で疲弊させ、ほぼ全ての文明に核を落とし1位でスコア勝利するという悪魔の所業を行い、他プレイヤーからかなりのヘイトを稼いだからだと思われる。

 今回買ったばかりのciv6に全く手を付けてないこともあり、かなり前回の大規模マルチのこみやまのレポを読み返したのだが、上記のプレイの内容とレポで内情を明かしたこともありこみやまvs前回参加プレイヤー連合と言った流れになるという印象を受けた。

その証拠にアラビアのねたろう氏は全体チャットでこみやまの書いた前回のマルチレポを見るように何度も促していた。(恐らく前回プレイを印象づけてこみやまを世界の敵にするため)

 

 

まあ、そのような前世?も踏まえた世界情勢を頭に入れ(プライベートセッションにし忘れて知らないおっさん窪塚が参加するなどのトラブルもあったが)ゲーム開始。

 

 

初期位置は川に馬に石材とあと米も見える。多分好立地。

シングルで軽く触った感じの印象だが、スキタイは初期の馬を使ったユニットのラッシュが得意で信仰方面にも強い。実に戦争屋の筆者好みの文明だ。

ストーンヘンジを建てようか迷うがどうもプレイ不足なため宗教の使い方がわからない。サラディンやイカ宗などの宗教向け指導者を癖の有りそうなプレイヤー達が取っているため、ここは馬で攻めようと判断。

迷わず初手テクノロジーを畜産、生産を労働者に選択。

 

 

 

畜産と労働者を選んだ理由はそのままテクノロジーの騎乗を取りたいがためのブースト要員である。

初手労働者は初期の都市の成長でアドバンテージを取れる。蛮族の巣が近隣に発生している場合悪手だがある程度はゴールド生産の戦士で都市防衛はなんとかなる(と思う)。civ6の内政に慣れてないのでここで他のプレイヤーに差をつけられないようにしたい。

さて、ここで今回のマルチの目標だが「負けないこと」である。

「負けないこと」と言っても1位を目指すわけでなく、今後のマルチも含めてある程度他のプレイヤーに舐められないよう配慮をしつつ良い印象を残しておきたい。

CPU相手ではないマルチにおいて悪評は一番の敵なのだ。(筆者はマルチ初心者だが)

というわけでスキタイ特有の馬を使った軍事ユニットを量産しつつ都市国家を狙った拡張戦略。プレイヤーにはなるべく宣戦せず、宣戦されても都市は狙わないで騎乗兵を使い物量戦での会戦と敵資源を略奪して回り痛手を与えるゲリラ戦術を行う道連れ戦法に初期方針を決める。

 

 

 

 

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首都のすぐ右に都市国家ソウル発見。明らかに拡張の邪魔なので騎乗兵の初期ラッシュで早めに取っておきたい。ソウルに住むスキタイ系の住民が現地民の暴動に巻き込まれ略奪を受ける可能性があるので軍を派遣しての保護を頭に入れる。

首都の人口が3になったため開拓者を作り首都の左側へ派遣。

先に左手に探索をさせてた戦士の情報によるとエジプトとドイツ、更に日本と遭遇。ドイツは左下、日本はそのさらに左。エジプトはその2文明の上のようだ。

 

 

 

そこで左側に進む戦士が蛮族の騎乗兵を発見。なっ…3ユニットも!?これは堪らないということで引き返す。騎馬民族のスキタイが蛮族の騎兵に追われてるのは何ともシュールである。…と、そこで日本プレイヤーのこみやまからチャットがくる。

 

 

こみやま「騎兵連れてくるのやめろw」

 

 

そういえば逃げた先は日本の領土内だ、だが逃げなければこちらの貴重な戦士が死ぬ。こちらは初期に労働者を生産して以降蛮族も見当たらないため戦力ユニットを生産していないのだ。

 

 

俺「他意はない」

こみやま「どう見てもこっち向かって逃げてるだろ!」

俺「我々が蛮族と意思疎通できる筈もない」

俺「誤解である」

 

 

開始時にチャットでciv4で天帝プレイヤーであることをバラされたこともありこのような受け答えをする。スキタイが騎兵を連れて領内に入ってきたのを史実から考えると明らかに怪しいが、ゲーム世界の今回では決して蛮族を連れてきたのはわざとではない。それにこみやまのさっきの情報戦と合わせてチャラということにする。

 

その後もスキタイが大陸中央部まで拡張するかどうかなどの情報を日本から聞かれスキタイは大陸の沿岸に拡張していくことを告げる。大陸中央は文明が多く山間部とジャングルに囲まれサカ族騎兵を用いた起動防御が行えないため拡張する利はあまりない。

ここでなぜ正直な情報をこみやまに流すかというと、彼のプレイレポを見る限り情報戦や根回しを好む傾向にある。彼に話した情報は公然の秘密となると考えてた方がいいだろう。ただ前回プレイヤー陣から恨まれてることもあって積極的に日本に情報を流すことで逆にこちら側から操り前回のようにこみやまに場をコントロールされているのではと危機感を他プレイヤーに与えるのもいいかもしれないという考えからである。正直なところ他プレイヤーとの戦争など不経済だし、しないに越したことはないのだ。情報を素直に出して日本をデコイにし不毛な戦争が避けられるならかなり助かる。

 

最後にこみやまからドイツとの間のブリュッセルをドイツとの牽制のため取りたいという情報を得て日本とのチャットは終了。

 

ここでアラビアとエジプトからチャットが届く。

アラビアはエジプトの左にいるらしく、エジプトは大陸の真ん中にいることと好戦的な日本とアラビアが隣なことで危機感を抱いてるようだ。

 

 

エジプト「何かあったら助けてください」

 

 

スキタイは今回、他プレイヤーに対する領土的野心はないのに加え、肥沃な大地を持つエジプトを他の経験者プレイヤーに取られれば困るので積極的にエジプトを支援する方針を頭の中に入れる。

 てか今更気づいたんだけどみんな個人チャットどうやって送ってるんだろうか?チャットの送り方が全然わからないのが露見し、密かに危機感を募らせる筆者。

 

 

 

 しばらく進んで真っ先に騎乗のテクノロジーを取って首都で騎乗兵を作り続けていたおかげで戦力が充実してきたことも有りソウルへの派兵を決意する。これは領土的野心ではなく安全保障上の問題である。都市国家と他プレイヤーに挟撃されれば二正面作戦となり戦力が分散されてしまう。と、そこでソウルを見るとドイツが宗主国になっている。………あるぇー?普通こんなとこ(スキタイの首都の真横)に都市国家あったら一言声かけてくれても良いのではないだろうか。というかマルチは初めてだがこみやまのプレイレポでは他プレイヤーとの国境付近の都市国家に対する処遇の相談とかがあった気がする………。なんだこれは?ドイツはスキタイに戦争をしかける予定なのだろうか?ストレスでハゲそうだ………。

 

 

マルチ初心者ということもありソウルに戦争していいのか悩むも、ソウルを攻撃することで現在スコア1位のドイツと変に火種を抱えたくない。幸運にも左のエジプトとは距離がある。ここに開拓者を派遣し第三都市を建てよう………。そうしよう………。と、そこで第二都市の左を見るとエジプトが都市を建てている。………あるぇー?そんなクッソ本拠地から離れたところに都市作る必要なくない?それに普通は相談するはず。もしかして喧嘩売られてるのか?これはまずい、もしかしたら既にエジプトとドイツの間でスキタイを切り取る算段をつけているのかもしれない。エジプトと同盟する方針を変えて急いで防衛のため首都と第二都市で騎乗兵とサカ族騎兵を生産する。最悪三正面から攻められることを想定して、日本にドイツとこれから先戦争するかどうか連絡を取る。

万が一スキタイがドイツ・エジプト連合と戦争になった場合日本がドイツを背後から攻めてくれればありがたい。………が。

 

 

日本「なんか序盤蛮族連れてきた人いてめっちゃ立ち遅れたんですよね~」

 

 

あっ!序盤の蛮族のやつ根に持ってやがった!

軽くなだめつつドイツ宗主のソウルに進攻したいという状況を話す。日本がドイツを背後から攻めるにしても攻めないにしても日本がドイツに情報をリークするなり何らかの手段を取るはずである。チャットが使えない今、ドイツからコンタクトを取ってくれるのは実は凄く助かる。そういう目論見もあって日本と連絡を取ったのだが。

 

 

こみやま「状況によりけりかな」

こみやま「アラビアが隣じゃなかったら乗れたんだけど」

こみやま「最初に動くと嫌われるぞ~」

 

むむっ………。どうやら日和見するようだ。全然問題は解決してない上にこの口ぶりからすると日本はスキタイにドイツを攻めてほしくないようにも聞こえる。こうなれば日本がドイツに連絡を取りドイツが何らかのアクションを取ってくれればとも思うのだが。もしかすると既に対アラビア・スキタイの枢軸を想定したドイツ・エジプト・日本連合が出来ているのかもしれないという最悪な状況が頭をよぎり。何も状況が好転せず。という場面で宣戦布告解禁の50ターン目とともに人生初のマルチの初日は終了。次回に続く。